多文化共生をこえて―在住外国人を地域の活力源に―
<広報委員会レポート>国際理解セミナーに参加して
千葉県、ちば国際コンベンションビューロー主催による
「多文化共生をこえて――在住外国人を地域の活力源に」をテーマに
6月4日
()「国際理解セミナー」が千葉市で開かれ、
KIFA広報委員会から2人が参加したのでセミナーの概略をレポートします.
 講師は(公財)日本国際交流センター執行理事チーフ・プログラム・オフィサー
毛受敏浩(めんじゅ
としひろ)氏。
同氏は日本国際交流センターに勤務、草の根の国際交流調査研究会を担当しています。
 毛受氏=写真右=の講演要旨は、わが国が将来的に人口減少や少子高齢化が進む中で、@労働人口としての外国人活用、A外国住民と市民との共生による地域の活性化・街づくりに活かしていくこと――でした。
 
●講演の概略 ―多文化共生の必要性―
@多文化共生とは、国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築いていきながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと。
Aわが国は少子・高齢化が進行し、人口減少に歯止めがかからない状況にある。将来の労働力不足を補うためにも、在住外国人を地域の活力源とする。
B移民受け入れですべてが解決できるわけでない。また日本人の移民に対する感受性の問題もある。
C外国人活用の現実論として、外国人が日本で介護士などの資格を取っても、自国の経済が豊かになると自国へ戻ってしまい、日本に定住しない確率も高い。
D慎重論として、女性の活用、高齢者の活用など、移民受け入れの前にやることがあるではないか。
E欧米の例を見て、移民の受け入れは若者の職を奪う、犯罪が増えるなどの意見もある。F地域社会で取り組むべきことしては、外国人受け入れが地域の将来を左右することを理解すること。外国人の活躍を一般市民に知らせること。交流の場をつくること。
G交流の場を作ることが大切になる。例えば縁台将棋や井戸端会議的な自然に会話できる場の設定。交流カフェなども良い。要は外国人歓迎の姿勢を自治体ぐるみで示すこと――などでした。

●講演を聴いて――

 氏の話に共感した参加者も多いようだったが、将来的な人口減少への危機感からの、外国人受け入れや外国人活用の仕方等にウエイトがあり、言わば行政的施策に立った「多文化共生」の意義が中心テーマになっていたと思う。
 鎌ケ谷市では現在、「多文化共生施策」が緒に付いたばかりで、KIFA等の協力で外国人に住みやすい街づくりを進めようとしています。しかし講演の主題となっていた「多文化共生をこえた将来像」は、明確に示されていません。
 外国人住民の力を活かすことの出来る街にするためには、外国住民を含めた、地域住民相互のつながりを深めていくことが大事なことで、KIFAがこれまで培ってきたノウハウや草の根的国際交流が、今後の多文化共生推進に貢献できる実績ではないかとの感を深くしました。

 ●添付資料 当日の資料と聴講メモを添付します。